公開日 2016年2月22日
大人歌舞伎(県指定)
九州唯一の農村歌舞伎で、この地方一帯を治めていた武将甲斐宗攝が生前にこよなく愛した芝居(歌舞伎)で供養しはじめたのが始まりであると言われる。
例年、大人歌舞伎保存会により10月の大人神社の秋祭りに歌舞伎の館で上演されている。
深角団七踊り(県指定)
寛永年間、奥州の国、さかと村の与太郎が、通りがかった代官「志賀団七」に斬殺され、悲しんだ娘二人が父の仇を討つ。この様子が次から次へ伝えられ、音頭と踊りが振付けられたものである。深角公民館と深角団七踊り保存会により、毎年10月上旬に「団七まつり」が開催されている。また、8月のお盆には、供養踊りと共に踊られている。
松の木地区田植え踊り
日之影町乙女草仏地区で保存伝承されてきた田植え神楽を、今では珍しい光景となった昔ながらの田植えの様子を表す踊りとして復活させたものである。松の木地区田植え踊り保存会により平成9年から復活保存継承されている。
ヤンソレ踊り
明治27年、大分県角野神社に悪病避けの踊りとして伝わったものを、追川の山口綱吉氏が習い覚えて持ち帰り、村人に教え伝えたものである。追川ヤンソレ保存会により旧暦の8月の祭礼の時に奉納されている。
棒術
江戸時代、旧岩井川古園の仁田の原に庄屋があり、棒術の手ほどきを受けた古園や上小原の村人たちがその警備にあたったものと言われ、その後、武道としての棒術が時代とともに踊り化されて伝わっている。古園保存会により保存継承されている。
高鍋宇納間踊り
高鍋、宇納間方面から伝わった踊りで「ばんば踊り」に一見似ている。現在、樅木尾集落で保存継承され、小原小学校の運動会で披露されている。
日之影で舞われている神楽
町内各地で神楽が、例年11月から翌年の2月にかけて、実りに対する感謝と翌年の五穀豊穣を祈願して奉納される。本町では鹿川、大菅、大人で夜神楽が奉納されている。また、例年、4月の第4日曜日に神楽まつりが開催され、各保存会の舞が一堂に披露される。
岩戸神楽(椎谷)
椎谷、高巣野、平清水、戸の口、楠原、竹の原、中村、中川、上下顔、鹿川
四ヶ惣神楽(阿下)
阿下、舟の尾、新町、八戸上
深角神楽(深角)
深角、一の水、波瀬、宮水、松の内、奥、大菅、新畑
岩井川神楽(大人)
大人、上小原、古園、大楠、小崎、追川、糸平、興地、星山、矢形の的