公開日 2016年2月22日
本町の八戸集落の下方に御泊川の水を落とす高さ約45メートルの八戸観音滝があります。
高さ45メートルから落ちる凛としたその姿には、清らかで神々しい雰囲気を漂わせています。
滝の左岸に巨大な洞穴があり、ここに昌竜寺の十世法田長昌住職が文政六年(1823年)に聖観世音菩薩像を奉安し観音堂と呼ばれるようになりました。洞穴にはほかに如意輪観世音菩薩・子安観音菩薩の二体が奉安され、女人の守護菩薩として厚く信仰されています。
八戸観音は安産の菩薩として、縁日は十六日で郡内や延岡方面からの参拝者も多く、特に旧一月十六日の初観音時には、「八戸観音まつり」が開催され、参道に「八戸観世音菩薩」の幟が立ち並び、祭りの名物に「だるま」の販売があり、求める人も多く好評を博しています。
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